ダンジョン飯という漫画

投稿者: | 2017年5月5日

久井涼子さんの作品はすべて発想が独特でいつも驚かされています。初めて久井涼子さんを知ったのは作品「引き出しにテラリウム」短編一つ一つの斬新な発想に驚かされました。そして新作「ダンジョン飯」が発売されすぐさま書店で購入。久井涼子さんの始めての長編作品。期待に胸を膨らませページを開きました。やっぱり凄い!!まず設定ですが、RPGゲームがテーマ。通常の冒険漫画や、RPGゲームはモンスターを倒せばお金が手に入るなどご都合主義的な所が多々あります。ダンジョン飯はそういったご都合主義を排除。仲間を雇うには人件費が必要だし、人件費が払えなかった場合仲間はパーティを抜ける。ゲームの世界に現実の世知辛い点が見えてきて面白い。通常のパーティは食料をお店で購入してからダンジョンに挑んでいくのに対し、ライオス率いる物語の主人公となるパーティは人件費が払えなくなる事から、ダンジョン内のモンスターを料理すて食べるという斜め上の発想。突飛でありながら、今出来うる唯一の行動。こんな設定どんなヒントから浮かんだろうだろうか?今までの漫画の常識を完全に無視した設定は、斬新でとても驚きました。読み始めから物語のなかに引き込まれました。キャラクターも魅力的。特にマルシルが大好き。どんくさいんだけど常識人でつっこみ役。絵には萌え系要素は全くなく、自然に可愛い。エルフの長い耳が良い!。天然キャラのライオスや、しっかり物のチルチャック、頑固なセンシ。各キャラクターのやり取りが笑いを誘う。気持ち悪いモンスターや、幽霊、虫などを料理するシーンの描写が細かく、しかも出来上がったゲテモノ料理が上手そうに見える。早く続きが見たい。